十和田湖伝説の伝え方を考える会とは

遊部屋十和田の十和田湖魅力調査・研究事業

より多く、より深く十和田湖を楽しむために、遊部屋十和田では十和田湖の魅力資源の調査・研究も行っています。このページでは遊部屋十和田及び遊部屋十和田が所属する「十和田湖伝説の伝え方を考える会」についてご紹介します。

●十和田湖伝説の伝え方を考える会とは

《公式サイトができました》

2019年に十和田湖自然ガイドクラブと十和田市地域おこし協力隊が中心となって設立した、湖畔地区の歴史団体。通称「伝説の会」または「考える会」。十和田湖が霊山として扱われていたころの歴史を中心に研究や学習活動を行っている。

~伝説の会がこれまでに行った活動~

①最古の十和田湖伝説「三国伝記」の解読

15世紀初めに近江国(現在の滋賀県)で編纂された仏教説話集に掲載された十和田湖伝説「釈難蔵不生不滅得事」の現代語訳を行いました。

一般的な観光案内で聞く十和田湖伝説と同じく十和田湖の主となる南祖坊と八龍との闘いの物語ですが、こちらの伝説は現在と一部異なる内容になっています。<現代語訳はこちらから>

②書籍「霊山十和田~忘れられたもう一つの十和田湖~」出版(共著:斉藤利男)

2018年刊行。弘前大学名誉教授斉藤利男先生との共著で出版した霊山十和田の初のガイドブック。斉藤先生による霊山十和田の概要解説と伝説の会による最古の十和田湖伝説の紹介の二部構成になっている。

現在一部店舗の在庫分のみの販売につき入手は困難。電子書籍化を検討している。

③十和田古道(五戸道)調査

霊山であった十和田湖へ参詣に訪れる人々のために、17世紀後半に再整備された古道。

2020年に十和田市内の集落から始まる山道を調査し、堀道状の古道や堂跡、遥拝所など多くの痕跡を発見し、話題になりました。

令和3年度十和田古道調査報告